ヌース映画本、ゲラ校正、とりあえず終了

星乃さんが今度のヌース映画本に対するスタンスを語ってくれている。彼女とまきしむの参加で、今までのヌース本にはないPOPな仕上がりになってる。映画を題材にしたのは正解だったね。サブカルチャーが加味されて、ヌーソロジーの世界ビジョンが色彩豊かにまとめられている感じ。
 
といって、決して軽い本じゃない。ディープなところはディープに、哲学や神秘主義のエッセンスも適材適所に十分に配置されている。読む人を選ぶ本かもしれないけど、マッチした人にとってはとても楽しめるんじゃなかろうか。
 
匂いとしては『シリウス革命』からOCOT情報とヌーソロジーの面倒な構造論をすべてカットした感じ。神話や神秘主義と、歴史、精神分析、哲学とが絶妙に絡み合いながら、AI論に至って、ちょっとだけ空間認識と量子力学が顔を覗かせてくる。この間ずっと、グノーシス的思考(カバラ)と精神分析が通奏低音のように鳴り響いてる感じ。
 
脚注も充実させたから、ヌーソロジー初心者でも読めると思うよ。
 
加えて、合間合間に入ってくる、インタビュアー・まきしむのボケが最高です^-^。
 
『君の名は。』に始まり、『エヴァンゲリオン』、そこから『ロードオブザリング』『マトリックス』、最後に『2001年宇宙の旅』と、作品を選定したときは、うまく一冊の本としてまとめられるかどうか全く見えなかったけど、星乃さんの構成力で一つの組曲のような出来になってるね。
 
また、進展があったら、報告します。

http://hoshinokatachimi.blog.jp/archives/15257800.html