Mama Dancing

先日、神戸で行った「ヌーソロジー×シュタイナー」イベントの2次会で、ひょんなことから昔、バンドをやっていた頃の話になった。「ワシの曲にあのトーラスさんが詞を書いた、伝説の曲があるのデス」と威張って言ったら、是非、聞かせて欲しいという人が続出。以前、ブログの方にも上げたのだが、新しい人たちは知らないようなので、恥を忍んで再度アップしておきます。

 タイトルは「Mama Dancing」。当時流行っていた10ccの「American Breakfast」に漂う独特のマイナー7thコード感覚の哀愁を、ワシなりによりタイトでPOPな8ビート感覚で表現するというコンセプトで作った曲。最後のギターソロは当時、国立駅付近をうろついていたCharを捕まえて、ツェッペリンの「天国への階段」風にやってくれと頼んだもの。ウソです(笑)

 録音は1980年。ジョン・レノンが死んだ年。当時、八王子のボロアパートの隣の部屋同士だったトーラスさん。パチンコで玉砕して一文無しになったワシに、よく手作りのもやし炒めライスを振る舞ってくれたっけなぁ。そんな虐げられた両者の(ってワシだけ?)のルサンチマンをぶちまけるかのように、腐りきった社会に対してプロテストを内向きに表明した(笑)、今となっては若気の至りきわまりない曲です。この5〜6年後に二人をシリウスの雷光が直撃するのですが、そんなことは知る由もありません。。。

何分にも古いカセットテープから拾った音源なので音がよくありませんが、ご容赦を。

 Mama Dancing(1979)
(Music by Kohsen Handa、Words by Mitsumaro Ono )
※リンク先で曲が聴けます。