5月 10 2024
「音」と書いて「日の上に立つ」と”読む”
Orikaさんの「50 WAYS TO LEAVE YOUR TIME (日本語字幕)」、回を追うごとに力作になっていってますね。6回目は、ヌーソロジーにおける「前後」問題について。本当に丁寧に映像化していただき、感謝です。エンディングのナルシス、最高ですよ。
当は、ここで語っているような空間イメージをもっとしっかり説明した上で、素粒子や量子力学の話に入っていくと、ヌーソロジーがいかに”リアル”なことを話しているか、もっと多くの人に分かってもらえるんだろうけどね。本当に、こういう援護射撃はありがたいです。
P.S.
Orikaさん、丁寧に映像化していただき、心から感謝です。ヌーソロジーを正確に理解した上で製作していただいていることが何より嬉しく思います。傑作ですよ。
Orikaさんの今回の動画では、ヌーソロジーの「前後」問題に触れていたけど、動画にもあったように、後ろは「闇」。
じゃあ前は何かというと、「間」。
後ろは音の世界で、前は光の世界だと言い換えもいい。
でも、今の僕らは音(言葉)の世界に引っ張られて、光(知覚)の世界の方向を失っている。
音(言葉)を先行させてはダメ。
音(言葉)は光のあとに作り出されてくるもの。
ここでいう「あと」とは、より高次という意味だよ。
だから、音は日の上に立っている。
知覚存在の意味もわからずに、言語存在の世界だけに入り込んでしまうと、存在自体が死滅する。
今出現しているAIなんかは、まさに言葉を先行させるようになった人間の意識が生み出した「闇の中の闇」の生き物。
そんな時代にまで来てしまったからこそ、「間」としての光存在の存在理由をここらで明らかにしないといけないんだよ。
6月 11 2024
川瀬さんによるSU(2)解説
ビギナー向けに分かりやすく話されていますね。物の正面と背面を同時に見ることはできない。背面は無意識の中で他者が補ってくれている。
それによって、球体もツルツルした球面を持つものとして把握されている。知覚正面と知覚背面もこれまた同じ。ヌース的には垂質(SU(2))の点球(SO(3))への射影。
4次元認識効果の一つですね。
「いずれ、物は垂質に見えてきます(OCOT)」
⚫︎ちょっと難しい言い方をすると
素粒子の基盤がこうしたSU(2)という空間構造を持つのも、自己意識に対象知覚を与えるために、超越論的なものの働きが自己に他者知覚の可能的次元を与えているためです。
ドゥルーズはこの辺の事情を次のように書いてます。
——「他者」は私に対して「可能世界」を表現・表出すると同時に、私の知覚世界に伴う「可能世界」そのもの、もしくはその視点である。この視点は微分的に推移するとして無数に存在しうるが、それら「他人たち」の視点すべてをいわば「積分・統合」したもの、それが〈他者〉なのである。
各々の心的システムのなかでは、実在〔現実性〕の周囲に諸可能性がひしめき合っている。ただ、われわれの諸可能性はつねに他人たちである。他者は、それを構成する一切の表現・表出性と不可分である。『差異と反復・下』p.242
こうしたことも、4次元認識が生まれてくると、手に取るように知覚されてきます。
⚫︎霊魂を決して宗教のように超越的に捉えないこと
私たちが慣れ親しんでいる3次元認識は、空間の本来的あり方からすると、極めて表層的なものです。
3次元認識を成り立たせている高次の空間構造が空間には内在しています。それが昔から「霊魂」と呼ばれてきたものだと考えるといいと思います。
霊魂を宗教のように超越的に捉えるのはもうやめにしましょう。反転認識が始まれば、それは素粒子のことだったということが分かってきます。
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 03_動画 • 0 • Tags: OCOT情報, SU(2), ドゥルーズ, 差異と反復