自己と他者は同じ3次元空間の中にはいない

前回のジピ対話、ダラダラと何やら難しそうな話をしているように見えるけど、言ってることは単純で、空間が3次元空間ではなく、3次元球面に見えてきたら、他者が見ている空間というのは、自己にとっては絶えず後ろ方向にあるように見えてくるということを言ってる。

つまり、今、自分の前に見えている風景Aがあるとして、そのとき、「回れ右!!」と言って後ろを向いたたときに、今度はそのときの背中方向に他者が見る風景Aがあるということ。

わたしとあなたが3次元の同じ位置に立って、スカイツリーを見ても、それは反転した空間に存在しているスカイツリーだということ。
しかし、悲しいかな、3次元意識ではこの二つの空間の違いの見分けがつかない。だから、みんな、3次元空間の中に自己も他者もいると勘違いしている。

自己と他者の空間が物理的には重なり合っているように見えても、各々の主観的な空間は独立していて、それぞれ異なる視点から世界を体験しているということだね。見えている世界自体が自己、他者そのものなんだから、そうなるわさ。

そういう空間構造が奥行きのもとにミクロに射影されたものが素粒子だよ。