ヌーソロジーは異空間の建築作業

ヌーソロジーが探索していく空間のイメージは正直、分かりにくい。それは否定しない。
   
まず、持続空間というものが分かりにくいし、持続空間の構造なんて、歴史上誰も語ったことはない。
  
いつも言ってるけど、ヌーソロジーは、今まで無意識の中に眠っていたイデアのかたちを認識に浮上させようという試み。
 
だから、理解するものというより、必然的に概念を練り上げていくものになる。
 
持続空間の構造というと、ちよっとよそよそしいが、これは「霊」のことだ。政治的に利用されてきた幾つかの宗教のせいで、霊の実態は大きく歪曲されているように思える。
 
ヌーソロジーが考える「霊」とは、西洋風にいうなら「イデア」そのものだ。イデアは物質の原型とも呼ばれている。だから、「霊」を通して物質が語られるようになって初めて「霊」は正しく理解される。
 
しかし、いかんせん、「霊」は異次元的な存在でもある。その異次元感覚をどのようにして人間の精神に呼び覚ますか―ヌーソロジーはその方法が量子論の中に隠されていると考え、その空間構造と人間の持続空間を接続させることを目論んでいるわけだ。
 
物質を語ることが、そのまま精神を語ることにもなる。霊的言語とはそのようなものである。
 
ここで、例のO氏夫妻が作ってくれた「キットカット実験」のビデオをもう一度、取り上げてみよう。今回のやつは、僕が「垂子」の次元も入れてください、とお願いして、撮影してくれたものだ。
 
この動画は手作り感満載だけど、ヌーソロジーがいう「点球」「垂子」「垂質」という三層の空間を見事に表現してくれている。
   
青い缶が点球の次元(Ψ1~2)。
黄色の球が垂子の次元(Ψ3~4)。
ほんとは、黄色の球が点球の周りを回ってるとよかったのだけど、そこまでは望めない^^。
 
そして、これらを取り囲んでいる空間の回転が垂質の次元(Ψ5~6)に対応している。
 
空間に潜む、こうした空間の三重性がヌーソロジーが解釈する「ヒルベルト空間」の描像になってる。ヒルベルト空間とは量子の基本的な数学的構造を決定づけている空間のことだ。
 
加えて、この映像自体を支えている不動の「前」が「球精神」次元(Ψ7~8)の直径を作っている。これは、垂質が1本の線分として集約されている空間だと考えるといい。ここに無数の垂質としての線分が交差してくるわけだ。
  
これら四つの空間階層がしっかりと認識できるようになることをヌーソロジーでは「元止揚覚醒」と言う。ここまで観察子構造が構成されてくると、宇宙が「外」にあるものではない、ということがはっきりと分かってくる。
  
ロジックはまだ見えないが、OCOT情報は、これらの回転(次元)の層の起源が
 
点球の中心=地球
点球の表面=月
垂子の相互反転関係=金星・水星
垂質の相互反転関係=太陽(自己)・火星(他者)というように、
 
プトレマイオスの周回円と関係を持つ、とも言ってる。
  
彼らにとっては太陽系もまた精神の構造体であり、こうしたヒルベルトの空間構成とも密接にリンクしているのだ。
 
ヌーソロジーが探索している空間認識が、いかに異質なものかが、このあたりの話だけでも少しは分かってもらえるのではないかと思う。
 
この異空間は、これから長い年月をかけて、より深いところに向かって開いていくものであり、「分かる」とか、「理解できる」などといったような類のものではないように感じている。つまり、ヌーソロジーは精神の中に築いていく一つの建築物のようなものなのだ。
  
と言って、もちろん、これは今までの物質の世界を否定するものじゃない。物質に対する考え方そのものを大きく変えるための宇宙が開始した補完作業のようなものなのだ。これからの時代は、その補完意識がきわめて重要なものになってくるのではないかと、個人的には考えている。

●ヌーソロジーは異空間の建築作業 ヌーソロジーが探索していく空間のイメージは正直、分かりにくい。それは否定しない。   まず、持続空間というものが分かりにくいし、持続空間の構造なんて、歴史上誰も語ったことはない。  いつも言ってるけど、ヌーソロジーは、今まで無意識の中に眠っていたイデアのかたちを認識に浮上させようという試み。 だから、理解するものというより、必然的に概念を練り上げていくものになる。 持続空間の構造というと、ちよっとよそよそしいが、これは「霊」のことだ。政治的に利用されてきた幾つかの宗教のせいで、霊の実態は大きく歪曲されているように思える。 ヌーソロジーが考える「霊」とは、西洋風にいうなら「イデア」そのものだ。イデアは物質の原型とも呼ばれている。だから、「霊」を通して物質が語られるようになって初めて、「霊」は正しく理解される。 しかし、いかんせん、「霊」は異次元的な存在でもある。その異次元感覚をどのようにして人間の精神に呼び覚ますか——ヌーソロジーはその方法が量子論の中に隠されていると考え、その空間構造と人間の持続空間を接続させることを目論んでいるわけだ。 物質を語ることが、そのまま精神を語ることにもなる。霊的言語とはそのようなものである。 ここで、例のO氏夫妻が作ってくれた「キットカット実験」のビデオをもう一度、取り上げてみよう。今回のやつは、僕が「垂子」の次元も入れてください、とお願いして、撮影してくれたものだ。 この動画は手作り感満載だけど、ヌーソロジーがいう「点球」「垂子」「垂質」という三層の空間を見事に表現してくれている。   青い缶が点球の次元(Ψ1〜2)。黄色の球が垂子の次元(Ψ3〜4)。ほんとは、黄色の球が点球の周りを回ってるとよかったのだけど、そこまでは望めない^^。 そして、これらを取り囲んでいる空間の回転が垂質の次元(Ψ5〜6)に対応している。 空間に潜む、こうした空間の三重性がヌーソロジーが解釈する「ヒルベルト空間」の描像になってる。ヒルベルト空間とは量子の基本的な数学的構造を決定づけている空間のことだ。 加えて、この映像自体を支えている不動の「前」が「球精神」次元(Ψ7〜8)の直径を作っている。これは、垂質が1本の線分として集約されている空間だと考えるといい。ここに無数の垂質としての線分が交差してくるわけだ。  これら四つの空間階層がしっかりと認識できるようになることをヌーソロジーでは「元止揚覚醒」と言う。ここまで観察子構造が構成されてくると、宇宙が「外」にあるものではない、ということがはっきりと分かってくる。  ロジッックはまだ見えないが、OCOT情報は、これらの回転(次元)の層の起源が 点球の中心=地球点球の表面=月垂子の相互反転関係=金星・水星垂質の相互反転関係=太陽(自己)・火星(他者)というように、 プトレマイオスの周回円と関係を持つ、とも言ってる。  彼らとっては太陽系もまた精神の構造体であり、こうしたヒルベルトの空間構成とも密接にリンクしているのだ。 ヌーソロジーが探索している空間認識が、いかに異質なものかが、このへんの話だけでも少しは分かってもらえるのではないかと思う。 この異空間は、これから長い年月をかけて、より深いところに向かって、開いていくものであり、「分る」とか、「理解できる」などといったような類のものではないように感じている。つまり、ヌーソロジーは精神の中に築いていく一つの建築物のようなものなのだ。  と言って、もちろん、これは、今までの物質の世界を否定するものじゃない。物質に対する考え方そのものを大きく変えるための宇宙が開始した補完作業のようなものなのだ。これからの時代は、その補完意識がきわめて重要なものになってくるのではないかと、個人的には考えている。

半田 広宣さんの投稿 2019年2月20日水曜日