8月 22 2014
ヌースレクチャー2014 iN 東京 第1回のお知らせ
皆さん、しばらくです。
4ケ月ほど間が空いてしまいましたが、いよいよヌースレクチャーの2014シリーズがスタートします。前2013シリーズではヌーソロジーの基礎を知ってもらおうと、主に「次元観察子」というヌーソロジー独自の概念の解説を中心に進めてきましたが、この2014シリーズは応用編ということで、哲学、物理学、神話、宗教など、様々なジャンルの知をヌーソロジー的世界観で一気に横断していきたいと思っています。
第一回目のテーマタイトルは「黄金の霊性と日本民族」。ヌースレクチャーにしては珍しく”煽るタイトル”です(笑)。
去年、中山康直氏との対談本『反転の創造空間』を出してから、僕自身、やたら日本人の霊性というものが気になり始めました。もともとヌーソロジーの出自は皆さんもご存知の通り、OCOT情報にあるのですが、この「おこつと」という存在自体が、極めて日本っぽいというか、古代日本のにおいをプンプンと漂わせた存在です。そういうわけで、このへんで、日本民族にテーマを絞っていろいろな話をしてみようかと。古神道、古代ユダヤ人、そしてカタカムナなどいろいろな話が満載です。
こぞってご参加下さい。
詳細はこちらから → http://noos-academeia.com/blog/?p=1726
8月 26 2014
魂の奪回——失われた真の対象を取り戻すために
僕らが物質と呼ぶものは飼いならされた奥行きにおける産物である。「飼いならされた奥行き」とは、もちろん幅化してしまった奥行きのことだが、この奥行きの幅化は本来の奥行きの左右方向への遷移(左右からの内的視線の介入)によって生じている。奥行きが幅になるとき、幅は同時に奥行きへと変わる。
奥行きを虚軸、幅を実軸とするなら、これは虚軸と実軸の相互変換であり、このような変換はパウリ行列のσ1の特性になっている。空間の中には事実としてそのような変換機構を持つ仕組みが存在しているということだ。
奥行きの幅化は当然のように対象と主体を引き離す。これによって本来奥行きの名のもとに主体と一つに溶け合っていた物質は主体にとって「失われた対象」と化す。引き離された主体はその失われた対象のもとに帰ろうと欲望するが、左右からの視線がそれを許さない。ダブルバインドがここに生まれる。
上位の審級としての超自我の視線。そのもとに生じる幅化した奥行きの上で主体は文字どおり肉体を持った自我となり、下位の審級として飼いならされる。こうした構図からも物質という概念がいかにオイディプス的産物かが分かるだろう。
超自我、自我、時間、空間、物質。そして、あの悪名高きシニフィアン。。これらはすべて一つの権力のシステムとして連動している。このシステムに徹底したレジタンスを仕掛けることが必要だ。戦場は常に内在野だということ。それを忘れないようにしよう。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: 奥行き