12月 26 2016
アルカリと酸、そして意識。
「 沈んでいく死 」とは「 塩基 」
「 押し上げてくる生 」とは「 酸 」
でも、私たちがそれを「 観察 」すると
「 自身が鏡に映って中和 」し「 塩 」となる。
mononokenosiori 2015.10.22
まずは化学的な説明から。
酸から出たH+と塩基から出たOH-でH2Oができて、酸と塩基の余りの部分同士がくっついて塩をつくる。たとえば、こういう感じ。
HCl+NaOH→NaCl+H2O
塩(えん)の本質は中和(水)に表現されるところの様々な差異。H+とは幅意識、OH-とは奥行き意識です。
ヌーソロジーのバイスペイシャル感覚を通して見ると、H+(酸)とOH-(アルカリ)は人間が持った二つの意識の方向性として見えてくるんだよね。ざっと図で描くと下図のような仕組み。
奥行きそのものは位置を持続として物質の内部に入り込ませているものだね。こちらがOH-。幅化した奥行きの方は位置を物質の外に出しているもの。こちらがH+。
前者が持続意識で、後者が延長意識と考えるといいよ。「沈んでいく死」の方が、ほんとうの意味では生命だね。
両者の平衡状態が水H20のカタチ。この図では酸素Oは「物体」に当たる。
酸性体質の人は時には奥行きにも意識を持っていくようにした方がいいかもしれないね(笑)。見られている意識より、見る(観る)意識を大切に。
12月 28 2016
ものの起源―モナド化の原理
目の存在を忘れて世界を見てみるといい。そこに現れているのは天球面だということが分かる。すべての事象はその面に包まれている。
そして、その中に一つだけ奇妙な穴がある。他者の瞳孔だ。わたしが天球面なら他者は点。しかし、他者から見れば、この関係は当然逆転していることだろう。
自他の間で見られることが先行すると、双方とも点になってしまうことが分かる。巨大な宇宙の中にちっぽけな君と僕がいる。We are all alone♪~、いやいや、それは違うでしょ。ボズ・スキャッグス糞食らえというやつだ(笑)。
おっと、話を戻そう。
目を忘れた君は天球面だった。僕だってそうだ。そういった天球面同士が結ばれていく愛というものがある。見られることを先行させてしまうと君も僕も点となって天球面は極大宇宙になってしまうけど、見ることを先行させると、実はそれらは極小宇宙に入り込む。宇宙はそういう仕組みになってるんだ。
ここは図で示した方が分かりやすいかもしれない(下図参照)。
赤の線で示されているのが延長としての時空。青と水色の線で示されているのが持続としての内部空間だと思うといい。赤は意識化されているが、青-水色の方は無意識化して素粒子として活動している。
外部の外部は内部というメビウス的空間の仕組みがここに生じていることが分かるはずだ。
今からこの仕組みが僕らの意識に浮上してくる。
赤の線だけで作られた世界観は木っ端微塵に砕け散っていくことだろう。
P.S.
流れ上、ボズ・スキャッグスを揶揄してしまったが嫌いではない。Silk Degrees(1976)はいいアルバムだった。ってか、もう40年経っとるやんけ!! あり得ん。
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 07_音楽 • 0