自分の周囲の空間を時間として見る感覚をまずは育てよう

客観空間と主観空間の違いとは、空間を対象中心にイメージするか、観測者中心でイメージするかの違いでもある。空間は対象から発しているものだが、決して観測者側から発しているものではない。
ヌーソロジーの考え方では、前者は3次元で、後者は4次元である。

だから、主観空間について思考していく際は、一切の空間的表象を捨て去って、時間的なものとして思考していく必要がある。奥行きに3次元の一方向をあてがっていること自体が根本的な誤りなのだ。
このことに気づくことによって、初めて空間は存在的なものから存在論的なものへと変容する。

ヌーソロジーが「奥行き」を持続軸として虚軸(i軸)に対応させているのも、主観空間から一切の外在的要素を剥ぎ取っているからである。主観空間は、それ自体が持続(精神)だと考えないといけない。
ヌーソロジーに関心がある方は、まずは、この部分を再確認してほしい。