4月 20 2018
4月 20 2018
只今、ヌース映画本の執筆の追い込み中。この本はヌーソロジーの解説本というよりも、大ヒットした過去のいくつかの映画作品をヌーソロジーの視点から解説することで、一般の人にも世界観、宇宙観、人間観に対するヌース的視点を養ってもらおうという主旨の本。
心理学の専門家の春井星乃さんと、まとめサイト編集者のまきしむさんも入ってくれて、今までのヌース本にはない、とてもPOPで面白い本になっていま~す。
とにかく、本全体を通してヌーソロジーを語っているにもかかわらず、ヌース用語が一切出てこない。という(笑)これは、実に画期的。あと、一息で、まとまると思うので、しばしのお待ちを。
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半田広宣 |
4月 24 2018
flow-er(流れびと)になるために—
時間と空間の中で物質たちを対象のように考えてしまうと、
それはどうしてもバラバラな部品の組み合わさった機械のように見えてしまう。
無機物にしろ、有機物にしろ、そこにメカニズムを見て取ろうとしてしまうんだね。
科学の考え方はそういうもの。
しかし、奥行きに潜む永遠の中で物質たちを感じ始めると、
それらは分割不可能な一つの精神の力の流れのようなものに感じてくる。
その始源は、素粒子物理学が「力の対称性」と呼ぶものにも表されている。
素粒子自体はそこに永遠をはらんでいるので、非局所的なものではあるのだけど、作り出すのは「局所的」な対称性。
これは、永遠(非局所)の流れが瞬間(局所)と繋がりながら、より大きな永遠を生み出していくための渦のようなもの。
こうした力の流れのことを僕たちは「意識」と呼んでいる。
だから、「ここ・いま・わたし」という局所は、
その流れの中で「どこでも・いつでも・だれとでも」というように、より大きな永遠の流れと繋がり合って、一つの流れの全体として生きている。
物質たちを幅の中で外部から観察しても、決してその流れを見ることはできない。
科学的な思考が生命を維持する原子や分子の「運動」がどの様なものであるかを未だに解明できないのも、物質を見る方向がひっくり返っているから。
物質たちは無機物であれ、有機物であれ、生命として奥行きを通した永遠において、内側から生まれている。
これからの時代はそういう考え方をデフォルトにしていく必要がある。
フローの花々(flow-ers)をそこかしこに咲かせるためにも。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 1