8月 11 2009
ヌースレクチャー2009IN福岡 第2回の案内です。
●ヌースレクチャー2009IN福岡 第2回
これから福岡では月1回定例でレクチャーを開催していくことになりました。
場所は会場を借りると必要経費もかかるので、僕の会社のラウンジでやります。
第1回目の経験から。ゆったり話を聞くというスタイルを取ると25名ぐらいが限度かもしれません。
参加希望の方は早めの申し込みをオススメします。
開催日は前回の参加者に意見を聞いたところ、土曜日の希望が多かった(次の日は休みだしね)ので、毎月第二土曜日の開催を原則とする予定です。
問題は2次会。第一回目はオープニングということもあって、お寿司や中華の出前を頼んでそのままレクチャー会場で懇親会を開きましたが、準備、後片付け等が大変だったので、今回からは軽い茶会にするか、近くの飲食店に移動するかのどちらかになると思います。
ということで、以下、第2回レクチャーの開催要領を添付しておきます。お時間がある方は是非、遊びに来て下さい。
第2回「ヌースレクチャー2009IN福岡」開催のご案内
●日程 2009年9月12日(土曜日)
●時間 レクチャー ・・・ 13:00~17:00
2次会(希望者のみ) ・・・ 17:00~20:00
●場所 ヌースアカデメイアオフィス(株式会社ヌースコーポレーション内)
〒815-0074 福岡県福岡市南区寺塚1-26-7
●会費 レクチャー ・・・ 3,000円
2次会 ・・・ 希望者のみ。
今回の開始時刻は午後1時です。お間違いのないようお願い致します。尚2次会は近場の居酒屋もしくはレストランを予定しています。料金は未定です。参加希望者は2次会参加希望とお書き添え下さい。(上記金額は税込です。会費は来場時にお支払いください。)
■第2回テーマ「ヌーソロジーの全体構造」
第一回目はヌーソロジー本論には入れなかったので、今回からはヌーソロジーそのものの話に入ります。前半はヌーソロジーの全体構造について話を進め、後半はヌーソロジーの重要概念である次元観察子の解説に入れればと思っています。テキストは2008年に出た『2013:人類が神を見る日/アドバンスト・エディション』を使いますので、お持ちの方は持参して下さい。(※書籍は当日、会場でも販売しております)
参加を希望される方はinfo@noos-academeia.comまでお名前、ご住所、お電話番号をご記入の上、ご連絡下さい。
※受付締切:9月8日(火曜日)
12月 8 2010
久々の東京でのミニレクチャー
去る12月4日は東京での久々のミニレクチャーと忘年会。まずは参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました。温かい雰囲気に終始包まれた集まりでしたね。2次会〜3次会もほぼ全員参加で賑わい、講師として呼ばれた本人としてはとても嬉しい時間を過ごさせていただきました。参加してくれたメンツの職種もほんと多彩でしたね。デザイナー、アーティスト、プログラマー、DJ、会社員、無職、整体師、ライター……。一人一人が自分の意見をしかっりと持った主体的な人たちが多く、年齢層も下は20代前半から上は60代までと幅広い世代をカバーしていました。こういう幅広いレンジの人たちが思い思いに自分の考えをぶちまけられるのが、いつもながらヌーソロジーが作り出す空間の心地よさなんだろうなと改めて感じました。会を主催をしてくれたヌーソロジーロッジの管理人のRicardoさん、そして受付を担当してくれた日比野さん、撮影を手伝ってくれたSimoonさん、ほんとにありがとね。
さて、ミニレクチャーの内容は「ヌーソロジーの世界ビジョン」というタイトルで2時間弱話させてもらいました。正直、この手の話をコンパクトにまとめるのはちょっと難しかったかなぁ。ちょっと散漫になってしまったと改めて反省しています。なんせ東京でヌーソロジーについてまとまった話をするのは約7年ぶりです。この間、僕自身が持っているヌーソロジーに対する立ち位置も随分と変化していて、今は次の思索段階への準備期間といったところ。とりあえず、これまでの思索遍歴をまとめてみると………。
■ 90年代前半………OCOT情報をリアルタイムで受け取っていた時代です。この頃はOCOT情報とオカルティズム関連の思想体系を並行させながら何とか霊的宇宙の全体像を描くことに苦心していました。
■90年代後半………95年にオウム事件が起こり、オカルティズムを全面に出すのはまずいと感じ、今度は物理学との接続へと方向転換。そうしているうちに『人類が神を見る日』と『シリウス革命』の二冊を上梓。
■ゼロ年代前半………この頃、ゲージ論の研究者の砂子さんと知り合う。その路線で構造の精緻化をはかり『光の箱舟』を上梓。合わせてその頃、ドゥルーズを知る。これによってケイブコンパスのモデルが出来上がる。
■ゼロ年代後半………ドゥルーズを筆頭として、フロイト、ベルクソン、フッサール等の20世紀の思想家たちの様々な理論とヌーソロジーの類似点をいろいろな角度から探っていく作業が続いた。
現在は、ヌーソロジーとドゥルーズ哲学の類似点をより深く理解していくために、スピノザやライプニッツの思想を知り、さらにはスピノザ-ライプニッツから、今度は再びルーリアカバラへと至り、結局はまた近代オカルティズムのルーツとなるネオプラトニズムやグノーシス思想へと回帰して、結局のところそれらを含めた古代思想全般の大海の中に舞い戻り、再び、スタートラインに立っているといった感じだ。OCOT情報に対する最初の解読の契機がカバラ思想だったことを考えれば、この間、西洋思想が取り組んで来た形而上学を巡る歴史全体をごく大雑把にではあるがグルッと往復させられたことになる。
ということで、今回の東京でのミニレクチャーはその思索の往復運動によって見えてきた存在の巧妙な構造について新しいモデルを持ち込んでその概要を紹介してみました。そのモデルが………ワン、ツー、スリー……これだぁ〜。
noosとnos、noos*とnos*による「8」の字型の二重サーキット——あえて名付けるならば「ツイン・ツイスティッド・ウロボロス」とでも言おうか、要は、存在の円環は二組の自己双対的なエネルギー流動を内包する「8」の字型のサーキットで互いに捩じられ、互いに双数的関係を持って4値的に構成されているということだ。今回のミニレクチャーではこの地図を土台にして好き勝手なことを喋らせてもらいました。ライブ映像が新春にもヌーソロジーロッジのUSTの方で公開されるということなので、興味のある方は是非、チェックしてみてね。
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 02_イベント・レクチャー • 0 • Tags: カバラ, グノーシス, ケイブコンパス, シリウス革命, スピノザ, ドゥルーズ, フロイト, ベルクソン, ライプニッツ, 人類が神を見る日, 光の箱舟