12月 17 2025
「元止揚空間」というものについての解説
ヌーソロジーのいう「元止揚空間」というものについて簡単な解説を試みる。基本なので。。
1. 現代人の空間観の盲点
私たちはふだん、空間を「外側に広がるもの」として疑いなく認識している。それは、目の前に物体があり、それを外部にある客観的実在だと信じ込んでいるからだ。
しかし、この「空間の客体性」は本当に自然な感覚なのだろうか?実は、この空間観そのものが、他者視点化された意識状態に依存していると感じ取れないといけない。この視点の“他者化”は、近代科学が培ってきた外部観察的世界観が作り上げたものである。しかし、それは同時に、自己の視点が剥奪された空間認識でもあるということだ。
2. 自己視点への復帰と空間の変容
「自己視点に立つ」とは、物を対象化することなく、そのまま見ている自分と一体化させることを意味する。重要なことは、この感覚の中で空間にどのような変容が起こっているかを感じ取ることだ。
このとき、空間の構造は大きく変容している。そこでは、かつての空っぽの容器のような空間は姿を消し、自己の内奥へと垂直に沈み込んでいく、自己感覚の充満としての空間=持続空間になっているということだ。
そこでは、空間はもはや客観的実体ではなく、視線の内的構造そのものの展開として立ち現れてくる。
3. 視線の幾何学と元止揚空間の出現
こうした内的持続空間の中で、空間は四重に重なった回転層(層状の空間構文)として意識され始める。細かい説明は省いて、ここではその四つの回転層を一覧しておく。これらの空間は、表にあるように、五感の深層構造としても捉えることができる。
4. 視線の反転=意識の霊化
私たちが「見る」という行為は、本来、視線を奥行き方向へと開くことで成立している。しかしこの奥行きが持続の場へと変化するなら、自己にとってはそれは「他者の持続」との接触の場として感じ取られてくる。
その感覚が立ち上がってきたとき、空間は外部から内部へと霊的に反転する。それがヌーソロジーが言う「空間の霊化」なのだ。
それは、物を外から照らす光によって見るのではなく、自分の中から湧き出る光によって世界を包み込む視覚によって生まれる。
この”元止揚空間"を数理化すると、そのまま量子構造との対応が可能になる——というところが、ヌーソロジーの面白いところだ。この一致によって、量子空間は霊的空間と同一視されていくことになる。





12月 23 2025
宇宙の始まりをあなた自身の“位置”から見直してみましょう
物理学は、宇宙の起源を「ビッグバン」に置いています。すべての時空と物質が、ある“特異点”から発生した──この考え方は、今や常識になっています。
けれど、ヌーソロジーの視点から見ると、この「特異点」とは単なる宇宙物理の出発点ではありません。それは、私たち自身の“見るという行為”が、世界に与えている位置そのものでもあるのです。
「自己視点に立つ」ということは、時空の外に立つということ
私たちは普段、他者視点化された“物質世界”の中で、時間と空間に縛られて生きています。
しかし、自分の視点そのもの──つまり、「今・ここ」に立ち返るということは、実はこの時空構造の“外側”にポジションを取ることに他なりません。
言い換えれば、時空の無限遠点(infinity)に、自分の存在を置くこと。これは宇宙論で言う“特異点”の逆写像にほかなりません。
そこに“自己”が入ると、時間は反転し、虚時間宇宙が開かれる
ホーキングは「虚時間宇宙(Euclidean Universe)」という概念を提唱しました。そこでは、時間は実軸から虚軸へと回転され、”始まりも終わりもない滑らかな球体宇宙(S⁴)”が現れるとされます。
この構造こそ、ヌーソロジーで言う元止揚空間(ψ1〜8)であり、すべての存在が“意味の純粋空間”として潜在している領域なのです。
「世界はどこから生まれたのか?」—— その問いの答えは、「あなたの位置」の中にある
このように見てくると、宇宙の始まりを語るということは、単なる物理的起源を語ることではなく、「あなたが今、どこから世界を見ているのか?」という空間的=存在論的な問いを立てることに他なりません。
つまり、宇宙の始源とは、「あなたがあなた自身の視点に気づくこと」の中にあるのです。
あなたが「時空の外側」に位置したとき、宇宙は真に始まる
だからこそ言えるのです。自己視点から世界を見るということは、宇宙の始まりの構文を、あなた自身の中に再起動することなのだと。
それはもはや、「あなたが世界を見ている」のではなく、「世界が、あなたの視点を通して立ち上がってくる」という、時空反転の真の物語のはじまりなのです。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: 元止揚空間