1月 5 2009
紀要用の原稿書き終了!!
今日から、2009年の仕事始めです。
さっそく昨年、依頼のあったM大の日本総合研究所の紀要に掲載する小論を仕上げました。
論題は「知覚正面における本性上の差異に関する一試論」です。
大森荘蔵、ベルクソン、メルロ=ポンティから1センテンスづつを引用し、
4次元時空に被投された知覚正面の状況について簡単な考察をしています。
ヌーソロジーでいう「人間の外面」の哲学的裏付けを取るには、
この大森荘蔵の「知覚正面」論はシンプルですが、とても重要な概念です。
知覚正面(大森荘蔵)→イマージュ(ベルクソン)→奥行き(メルロ=ポンティ)。
この三者を時間をキーワードにして横断させたところに「人間の外面」というヌーソロジーの重要な概念が立ち上がっています。
記憶とは脳ではなく、今みている光の中に蓄えられている——。
ってことなのかな。。。証明は難しいけどね。。
6月 10 2009
時は糞なり——あるヒポコンデリアックの手記
太陽をいかにして腐敗させるか。
いや、いかにして醸成させるか。
それだけが当面の問題だ。
野生の雄牛のそれのように過剰な太陽の性欲。
マテリアルという意味においても、
イデアルという意味においても、
この欲望はちと異常すぎやしないか?
太陽のゾーエーは今や貨幣という名の贋金に姿を変え、
世界を壊滅へと導きつつある。
ヤツが何を食っているかは知らないが、
(月か?それとも死霊か?)
ヤツの肛門から次々と排泄されてくるのは、
いつも贋金だ。
よく言ったものだ。
時は糞なり——。
この糞を巡って有象無象のスカトロジストたちが都市を徘徊する。
だから、オレはふと思う訳だ。
いっそのこと、この顔面から目玉をくりぬき、
太陽の中に投げ込めたらどれだけ幸福(しあわせ)なことかってな。
太陽を醸成させるにはそれしか手段がない。
だろ?
By kohsen • 10_その他 • 2