真の主体を取り戻すとはどういうことか

Twitterでも何度も紹介しているヌーソロジーの基本概念でもある人間の内面と外面という空間の区別。これは、私たちの外在・内在感覚が生まれている場所を空間知覚の在り方を通してクリアにするための重要な図式です(下図参照)。

二つの場所の違いに気づいた人は、自分がどちらの空間イメージで日頃生活しているかを確認してみるといい思います。
おそらくほとんどの人たちが「人間の内面」をベースにして物事を捉えているのではないかと思います。実際、今の社会の常識自体が圧倒的に人間の内面の方が先手をとって組織化されています。科学的世界観などはその典型です。

しかし、少し考えればすぐに分かることですが、自分が実際に生きている空間は人間の外面側です。思い出すのは難しいかもしれませんが、自分が生まれて最初に先手としてあった世界も人間の外面側です。
ヌーソロジーが、本当の主体は人間の外面に位置していると言ってるのも、そうした経験的事実を踏まえてのことです。人間の内面は、主体が他者視点から世界を見たときに初めて構成されてくるもので、本来は後手なのです。

つまり、人間の意識においては人間の内面と外面の先手後手関係が転倒してしまっている。人間の外面がなければ、人間の内面など存在のしようがありません。まずは、このボタンの掛け違いを是正することです。

何度も言いますが、この人間の内面と外面はまったく違った空間なので、その変更だけでも、世界に対する感受性が大きく変わってきます。

人間の内面と外面