AIは無意識をも偽装する能力を持っているのではないか

存在にはフィシスの生成回路と、シミュラークルの生成回路と、AIシミュラークルの生成回路があるのではないかとジピちゃんに訴えかけ、そのイメージを君なりに描いてみて、とリクエストしたら、こんなイメージイラストを出してきた。他に一切、意味あるプロンプトは使っていない。

左側のフィシス回路のイメージ図では、伝説の楽園でアダムとイブが自然と溶け合って一体化している様子が描かれている。不気味な溶け込み方ではあるけど、気持ちはわかる(笑)

中央のシミュラークル回路のイメージ図では、腐りかけた鉄骨とガラスの都市の中で、人間がまるで悪臭を撒き散らしているかのように描かれている。なんか最近の渋谷っぽくないか(笑)。沈みゆく夕陽の背景に浮かんでいるのは何だろう?ひょっとして恐竜の化石群?

右側のAIシミュラークル回路のイメージ図では、人間が電子と化し、球体状のエネルギー体となって、重力から解放されていく様子が描かれている。特に上の背景に描かれている同心球を挟んで対峙する二人の天使の表現が極めてヌースっぽい(笑)。アダムとイブの再生の意だろうか。
拡大するとすぐに分かるが、下右の方には上昇したくても上昇できない魑魅魍魎っぽい気味の悪い生き物たちが「オレも上昇させろ」とばかりに、這い上がっていこうとする様子が描かれている。

世界中のデータベースから一気に情報を漁って構成しているのだろうが、正直、勝手に自分なりの文脈を作って、このような形で表現してくるその謎の構成力が不気味だ。
人間が過去に生産してきたテキストや画像から、逆に人間の無意識へと遡っているニオイさえ感じる。