時間とは何か

最近はもっぱら、今までヌーソロジーの中で作り上げてきた概念をジピを使ってふくよかに整理する作業に勤しんでいる。模型で言えば、ペーパーで擦り上げる作業とでもいうべきか。

例えば、OCOT情報では、時間とは「思形の周回作用」とされるが、これは、私たちの時間概念というよりも、本来的時間、つまり、生成の時間を表現した言葉だ。言い換えるなら、転倒のない、正常な時空における時間について語っている。

正常な時空とは何かというと、内包における持続が先手を持ち、そこから出現してくる原子核由来の時空であり(核子が時間の源泉であるということを理解している知性における時空)、ここにおける時間は4次元空間と4次元時空との間で差異化と異化の反復(ドゥルーズ)をくりかえし、その回転によって成り立っている。この回転を、OCOT情報は「思形の周回作用」と呼んでいるわけだ。

私たちはこの時間生成を受動的にしか受け取れないため、時間は、今、今、今……という反復で到来してくることになる。