今日のヌース用語 【同性】

【同性(どうせい)】
表相の働きと位置の働きが等化されること。表相を交差するものが位置の働き。位置を交差するものが表相の働き。全体と部分を等化した力のこと。点次元と面次元の関係性を併せ持ったもの。
 
この「同性」は4次元認識を作るための需要な概念です。いつも言っているSU(2)とSO(3)の重なりを認識するところに生まれる力です。分かりやすく言えば、対象の直径に当たる部分に、観測者の奥行き(持続空間)のすべてが集約されてあるということ。物理学的には物質粒子のスピンに相当しています。
 
今回のシュタヌー本では位置の表相への入り込みを次のような図で表現しています。P.437「空間のコンパクト化」(下図参照)
 
「空間のコンパクト化」の図では、奥行きが対象の内部へと入り込んでいっていますが、奥行きは射影線なので、この入り込みを対象の直径部分に重ね合わせても意味は同じと考えて構いません。対象は3次元空間、奥行きは複素空間。バイスペイシャルです。
 
カタカムナ風に言うと、アマウツルマリがアマヤドルマリへと舞い降りてくる光景ですね。幅の眼差しで見ていた宇宙空間全体が奥行きの眼差しへと変わることによって、すっぽりと一つの物の中に入り込んでくる。
 
この感覚が生まれてくると、星々が地上に降りてきて、世界の秘密を耳打ちしてくれるようになりますよ(笑)。

同性
空間のコンパクト化