ヘキサチューブル談義3

ヘキサチューブル談義3をyoutubeにUPしました。ヌーソロジーの、特に空間認識の仕方について関心がある方は是非ご覧になってください。
 
ヘキサチューブルの構造は数学的には4次元空間の捻じれによって構成されています。
 
この捻じれは、自他間における〈見る—見られる〉の捻じれのことを意味しており、意識において〈見る〉が先行するか、〈見られる〉が先行するかによって、空間は内包(素粒子空間側)へと向かうか、外延(時空側)へと向かうかというように、方向が大きく二つに分離しています。ヌーソロジーのいう定質と性質ですね。
 
〈見る—見られる〉のどちらを先手に持つかによって空間が素粒子方向と時空方向に分かれるということは、世界は4次元の鏡の原理をその基盤にしていることを意味しています。ヘキサチューブルとはその鏡の原理が具体的にどのような構成を持って働いているかを幾何学的に示したものと言えるでしょう。
 
ヘキサチューブルの構造が、空間感覚を伴ってある程度理解できてくると、現象に対する感受性が根底から変わってきます。興味がある方は是非、この空間へのジャックインにチャレンジされてみてください。
 
4次元の持続空間に思考が侵入することは自分を存在へと入り込ませることでもあるので、このインの思考は存在者を存在させているという贈与の感覚を意識にもたらしてきます。
 
自らを自らに送り届けること。無意識においては誰でも自分の中にこうした与える者と受け取る者の双方向のフローを持っています。そのフローを成長させていくために、存在は自己と他者を生成のための鏡として用意したとも言えるでしょう。このフローは、他のフローを想像的に取り込みながら、つねに単独者として流れ続けています。その意味て言えば、モナドは決して静的なものではなく、創造的精神の流れとして見た方がよそさうです。
  
こうしたモナドの発生を、新しい時代の、新しい人間による、新しい欲望のスタイルにできればいいなぁ、と思ってます。
 
ヘキサチューブル談義、今後も、もう少し続けてみますね。