NCアニメーションと「次元」

アニマンダラの天海ヒロ氏がTwitterでNCアニメーションを紹介してくれていたので、自分でも久々に見て感動しました(笑)
 
NCアニメーションというのは、以前ヌースレクチャーで使用したNC(ヌースコンストラクション)の解説に用いたアニメーションで、天海ヒロ氏に制作を依頼したものものです。
 
バックのマシンの駆動音っぽい音楽はチームラボなんかでも活躍している高橋英明氏に了承をいただいて使わせていただいています。
 
このNCアニメーションは、時間と空間の世界を贈与として受け取っている意識が、いかにして時間と空間を贈与する側の意識の方へと反転していくか、その道行きを素粒子構造を参考にして表現しています。
 
この道行きは作られたものの世界(時空)から作るものの世界側への反転のルートと言っていいものです。ハイデガーのいう「性起」ですね。
 
このルートが見えてくることによって意識は主客一致の位相へと入り、物質というものが人間の内在性の活動の射影だということが理解できてきます。
 
このアニメーションの画面下の解説に出てくる「点球」「垂子」「垂質」「球精神」という言葉はすべてヌース用語です。意味は以下のとおり。
 
点球……対象の内部空間
垂子……対象の周囲空間
垂質……自己の周囲空間
球精神……自他の周囲空間
 
これらがヌーソロジーの次元概念のベースになります。