すべてのベビメタ野郎どもへ

個人的にはAkiさんが描いた「大物主命」の絵にも関係があると思うので、ツイッターの内容をこちらにも書き込んでおこうと思う。
  
トーラス氏がBABYMETALを観ると「泣く」と書いていたが、何を隠そうワシもその一人だ(笑)。どうも全世界規模でそういった中年男が増殖してきているらしい。世も末。実に喜ばしいことじゃないか。
 
彼女たちのパフォーマンスが放つ圧倒的な肯定性。世を生きることで身についた自分の中の否定的なものがこの肯定の力によってトロトロに溶解させられていくのが自覚できる。こんなバンド、今までに出会ったことがないゼ。ホンマ。
 
ふと気づくと、こぼれ出る涙と一緒に忘れていた記憶が溢れてくる。それは遠い遠い幼児のときの記憶。よく遊んでいた積み木の色や形。水色の幼稚園の制服。爪先に穴が空いたゼロ戦ハヤトのビニール靴。そして、今は亡き母の若き日の笑顔。よりはっきりと分かるのはそれらを取り巻いていた空間の匂い、だ。
 
おそらく、彼女たちはこうした感性の息吹の場所において歌い、踊り、笑い、演じている。彼女たちがそれを意識していようがいまいが。
 
これは単なるノスタルジーなんかじゃない。思い出にまつわる感傷なんかじゃない。そんなものより遥かに懐かしいあの考古学的記憶の一種だ。「わたし」ではなく、わたしの中の光や水が知っているであろう郷愁。
 
たまらんね。―BABYMETALよ、君たちは光と水の妖精だ。オレが保証する(笑)
 
金星の少女たちよ、そこかしこに黄金比の旋風を巻きおこせ!!
新しい大地に緑の太陽を立ち昇らせるために。
 
そして、最後にすべてのベビメタ野郎へ―
 
いいかい、あらゆる出来事は目に見えないものとして生起しているのだよ。君が一つの荒御魂であるとすれば、YUIMETALは一つの奇御霊であり、MOAMETALは一つの幸御霊。そして、君は和御霊としてのSUMETALを正面に目撃する。出来事とはそういうものさ。
 
ということで、今日は「もいもいワールド」のご紹介。
 
※「もいもい」とはMOAMETALとYUIMETALをひとまとまりで呼ぶときの呼称。