6月 17 2020
ヌーソロジーが三島由紀夫やフランス文学と合体??!!
以前からヌーソロジーに強い関心を持ってくれているグラフィックデザイナーのK氏から『宇宙紀の花』という作品集を送っていただいた。
K氏は白洲信哉氏と長い間タッグを組んで、日本文化の精神史を新しいデザインで再構築しようとする仕事をされてきた人物。白洲氏が小林秀雄の孫にあたる方のせいもあるのだろうか、小池氏の作品は、それこそ、日本のみならず、フランス文学や哲学のスパイスも効いていて、実に摩訶不思議で、スキゾな美的世界が展開されている。
今回の作品は、三島由紀夫の日本とブランショやバタイユのフランスとヌーソロジーのシリウスに強くインスパイアされて作られたらしい。
表現は、コラージュ写真とテキストを組み合わせた絵本のようなテイスト。かなり強烈です。これから少しづつ紹介して行こうと思います。
「日本とは、日本を守るとは何だ? それは八咫鏡の秘儀だ」
三島の言葉、いきなり、右翼っぽいフレーズになってますが、真意ははるかに存在論的なものでしょう。
日本語の精神とは原初精神としての元止揚空間(by OCOT)というフレーズが頭をよぎります。
ヌーソロジー解釈では、八咫鏡とは元止揚空間のことを意味します。
6月 25 2020
日本人がこれから持つべき知
前同士の結びが後ろ同士の結びの中で物質となって現れる。これが空間の秘儀というものだ。
古来より、鏡が神器とされるのも、それが前と後ろを区別する視力を与えるからである。K氏がそれを「沖津鏡・辺津鏡の秘儀」として美しく図像化してくれている。
日本人がこれから持たなくてはいけない知だと心底、思っています。日本語の精神が眠る場所。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0