意識について考えるときは、時空の外に出よう

ヌーソロジーにおける主観空間の考察は、一人称視点の不動性というところからスタートします。絶対不動の自分ということです。
一人称視点が不動であるという考え方は、物理的な空間で観測者の位置が固定されているという意味ではありません。むしろ認識論的、存在論的な視点からの不動性のことです。

つまり、私たち一人一人は、自らの主観的経験の中心に位置し、その位置において世界を知覚しているということです。
純粋に意識的に考えるなら、個々の観測者は、自らの主観的経験の中心に位置し、その経験を通じて世界を知覚しているということです。
決して、時空の中で世界を知覚しているわけではありません。時空の中から世界を知覚していると考えるから、脳で意識が生まれているとか、変な考え方が生まれてしまうのです。

意識について考えるときは、時空から出る必要があるということです。