「もの」の根源的空間としてのSU(2)

4年前に書いた記事。

http://www.noos.ne.jp/cavesyndrome/?p=5501

西田の「物となって見、物となって行ふ」という言葉だけど、純粋思考の本質を一言でズバリ言い当てているよね。
ヌーソロジーも、まさに、この思考線を追いかけている。
 
それは、まるで泥土の中を匍匐前進していくような微々たる歩みなんだけど、最近、何とか、一つの錆び付いた鉄条網をくぐり抜けた感がある。
 
土曜日のヌースアトリウムでの「SU(2)の描像」に関する話は、この記事をイントロに使ってみようかな。
 
というのも、SU(2)(複素2次元空間における回転)という空間概念自体が、思考が「物となって見、物となって行ふ」ための、根源的空間=大地のような気がしてるから。
 
この大地の描像が生まれてくると、今まで、単に物質の位置的な役割しか持たなかった空間が、永遠の命を宿した流動的生命へと劇的に変化してくるんじゃないかと思ってる。
 
2013年からあっという間の4年だったけど、この生命は着実に成長してきていると思うよ。