右ネジの法則と3次元意識―いずれ電気は止まる?

前回紹介した電磁場と正六面体の関係を描いたダイアグラム(イデア図式)は観測者を含めた空間を思考していく上でとても役立ちます。その解説を少ししておきます。下図を参考にしながら以下の内容を追いかけてみて下さい。
 
1. まず、3次元空間の座標軸x,y,z軸を目の前に水の字形にセットする。
 
2. t軸(奥行き方向)の向きに時間の流れがある。つまり、この空間認識だと前方は未来になる。
 
3. 次に時間軸tをx-t面(図では直線に見えている)上に沿って、x軸の方向に回転させてみる。この回転はx軸を視線に持っている他者の位置と自分の位置を同等に見ようとする意識の運動を表していると考える。
 
さて、こうして、t軸がx軸と等化されてしまうと、観測者はx軸方向からy-z平面を見ている感覚の中に閉ざされてしまいます。それが今のわたしたちの空間認識だと考えてください。こうした状態をヌーソロジーでは「止核化」と呼んでいます。
 
止核化とは核質に止められるという意味で、意識の3次元化のことです。観察している力の場所が4次元にあるということが見えなくなってしまっているわけですね。もちろん、その原因は、このt軸とx軸が等化(回転)させられていることにあります。
 
時間と同一化した空間を作っているt-x平面はy-z平面を観察する力として働いていますが、この両者の関係性が物理現象となっているのが電磁誘導における右ネジの法則(アンペールの法則)です。
 
当然、この右ネジの法則はt-y軸が観察軸のときはz-x平面、t-z軸が観察軸のときはx-y平面というように、観察軸である時間軸tがx,y,zのどの方向と等化されているかによって、その向きを変えて働きます。
 
4次元が3次元と同一化した軸は電場の方向性を作ります。分かりやすく言うなら、それが電流です。つまり、電流とは4次元軸としてのわたしたちの観察視線(逆向き)が3次元の中に落ち込んでいる状態が発生させていることになります。
 
人間の3次元意識と電磁場の関係を見る限り、人間の意識の止核化が解除されれば、OCOT情報が言うように「やがて電気は停止する」ということになる。そして、OCOT情報はもしそのような状態になっても、「対化」が方向を変えているから全く大丈夫だとも言う。果たしてその真意は?

電磁誘導と人間の時空認識の関係