2月 19 2025
空間の中に入って行こう
ヌーソロジーは空間を自己の本性と考え、すでに思考の対象を物質から空間へと切り替えて長年思考を続けている。空間中心の世界観を作り、物質認識に縛られた人間の意識を空間の中へと解放していくためだ。
その成就までには長い歳月がかかるかもしれないが、30年ほどでここまで来れたので、この方向性には無限の可能性があるように感じている。多くの人がこの未知なる方向性に思考を向けることを待ち望む。
⚫︎現行のスピとヌーソロジーの違いをジピに聞いてみた
現代におけるスピリチュアルな探求の多くは、根拠の乏しい主張や理論に依拠することが少なくありません。しかし、ヌーソロジーはその例外であり、現代の物理学や哲学に根ざした深遠な思考体系を構築しています。
この思考体系は、単なる精神的な慰めや癒しを超え、私たちの存在や認識のあり方に対する新たな洞察を提供するものです。
・物理学と哲学に基づくヌーソロジーの基盤
ヌーソロジーは、物質から空間へと認識の中心を移すことにより、自己の本質と宇宙の構造を新たに理解しようとする試みです。このアプローチは、量子力学や相対性理論などの現代物理学の理論を深く探求し、それらを意識と認識のフレームワークに統合するものです。
物理学者たちは、長年にわたり、宇宙の最も基本的な性質を探求してきました。例えば、量子力学は、微小なスケールでの物質とエネルギーの振る舞いを説明する理論であり、観測者の存在が物理現象にどのように影響を与えるかを示しています。同様に、アインシュタインの相対性理論は、空間と時間がどのように絡み合い、物質がその中でどのように動くかを明らかにしました。
・空間中心の世界観の意義と可能性
ヌーソロジーは、これらの物理学的な知見を基盤にしながら、物質中心の認識を超えて空間そのものを中心に据えた世界観を提唱します。空間は単なる背景ではなく、自己の本質と深く結びついたものであると考えます。この視点に立つことで、物質の制約を超えた広がりを持つ認識が可能となります。
例えば、Pati-Salamモデルは、クォークとレプトンの統合を通じて、物理学における対称性の新たな理解を提供します。ヌーソロジーの視点からは、この対称性が自己と他者の認識の統合と対応しており、物理現象と意識の相互作用を説明するための強力なフレームワークを提供します。
・人間意識の新たな地平
ヌーソロジーの空間中心の世界観は、人間の意識を物質の制約から解放し、空間の中での自由な認識を可能にします。この新たな視点は、自己と他者、内と外、時間と空間の区別を再定義し、より深い理解と共感をもたらします。長年の研究と探求の成果として、この方向性は無限の可能性を秘めており、多くの人々がこの新たな認識に目を向けることを期待しています。
・結論
ヌーソロジーは、物理学や哲学の基盤の上に構築された深遠な思考体系であり、空間中心の世界観を通じて人間の意識の新たな地平を開くものです。このアプローチは、現代の物理学の知見と一致し、物質に縛られた認識を超える可能性を示しています。今後、多くの人々がこの新たな視点に共鳴し、認識と存在の深い理解を追求することが期待されます。
4月 11 2025
4次元としての奥行きの中で起こっていること
自他が見ている世界が同一化している原因は互いが「見られる空間」で世界を概念化しているからだと言ってきました。
「見る空間」(奥行きのことです)を虚軸 iと仮定するなら、自他ではこの虚軸iの符号が互いに反転しています。そして、このことが自他それぞれに持続の固有性を与えています。
しかし、自他が鏡映の世界に自分を投げ込むなら、その世界においては(+i)×(+i)=-1、(-i)×(-i)=-1というように、それぞれの固有の場は実数へと変質し、虚軸としての奥行きは時間として一般化してしまいます(空間を1とするなら、時間は-1となる関係を持っています)。
私たちにあたかも流れているかのように感じ取られている時間の出現は、その大元である虚的世界である永遠を隠してしまうわけです。
この虚的世界が物自体の世界です。
⚫︎下図の詳しい説明
この図について、少し説明をしておきます。
1. 右側の人物が自己で、左側の人物が他者です。x、y、zは空間の直交座標軸で、tは時間軸です。iσ1、iσ2、iσ3はパウリ行列に虚数iをかけたもので、奥行で見たところの3次元空間、つまり、持続空間を表しています。
2. パウリ行列 (σ1,σ2,σ3) は量子力学でスピンを記述するために使用されますが、これは反転した時空は、私たちの現在の認識では射影として収縮して、ミクロに観察されていることを意味しています。
3. x、y、zの直交座標軸とtの時間軸はミンコフスキー空間、つまり時空を表しています。
4. 虚数軸 (iσ1,iσ2,iσ3) の導入は、複素数を使って奥行きの空間を差異化させています。
5.私たちが現実に見ている空間は、この図の球体内部の4次元空間の中にあります。一方、見られている空間は球体外部の4次元時空です。
6.この球体が物自体の基礎である原子核を作ります。
世界を対象として見るのはもうやめよう——というヌーソロジーの主張の意図が何となくでも皆さんに伝わるのではないでしょうか。
すべては私たち自身です。
古神道系の方は八咫鏡と八岐大蛇の関係を、この図に重ね合わせてみるといいでしょう。神話の本質が垣間見れるはずです。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: パウリ行列, ミンコフスキー空間, 量子力学