人間の想像力が意味を失いはじめている件について

ChatGPTの画像生成能力をバカにしている人が多いが、実際に触ってみると、ひょっとすると人間の想像力と同じ仕組みで働いているのではないかという懸念さえ湧いてくる。
それは言葉とイメージの間のつながりを縦横無尽に自在に操っている無意識の胎動感覚が何気に伝わってくるからだ。

コンピュータはすでに計算能力において人間を凌駕しているが、イメージ生成能力においても人間を凌駕したように感じて仕方ない。と言って、AIを賛美しているわけではないので、ここんとこ勘違いしないようにしてほしい。

僕には、AIの登場は「人間は表象の世界を脱して、本来やるべきことに戻れ」という、神さまからの号令に聞こえて仕方ないのである。

※下イラストは「ラカンの想像的同一化から象徴的同一化への移行」のイメージをジピちゃんに描かせたもの。このクォリティーのものをほんの10数秒程度で無限に出してくる。