ヌーソロジーによるシュレディンガー方程式の解の解釈

最近は完全に主観空間の中に入って、量子力学の概念を主観空間側で解釈するとどうなるのか、そのことについてばかり考えている。ノンポテンシャルの場合なら、シュレディンガー方程式の解についてはおおよその整理がついた。

◯ヌーソロジーの前提
ヌーソロジーは、量子現象を観測者の持続空間として捉え、この持続空間は観測者の位置認識や記憶と関連付けられている。これにより、波動関数は物理的な系の状態ではなく、観測者のセンシビリア(認識サセテイルモノ、記憶サセテイルモノ)を表現する持続空間の数学的形式化として解釈される。

1.エネルギー固有値と時間距離の関連
ヌーソロジーでは、粒子のエネルギー固有値は、観測者から対象までの時間距離に関連した持続空間の持続量として解釈する。つまり、観測者から異なる時間距離に存在するU(1)円は、それぞれ異なるエネルギーレベルを持つ系を表していると考える。

2. 時間に依存するシュレディンガー方程式の解
時間に依存するシュレディンガー方程式の解は、観測者周りのある系に存在する無数の対象が持つ持続空間を表していると考えられる。この解は、時間経過に伴う波動関数の変化を表し、異なる固有状態の位相の違いによる干渉効果を含む。

3. 時間に依存しないシュレディンガー方程式の解
時間に依存しないシュレディンガー方程式の解は、観測者が特定の対象に焦点を当てた際の持続空間を表していると解釈される。この解はエネルギー固有値を持ち、その確率密度分布は時間に依存しない。