人間と人間の反対の交差について

人間は延長空間に住む。
 
人間の反対は持続空間に住む。
 
延長空間は「ある」世界。
 
持続空間は「いる」世界。
 
今はまだ僕らには「ある」世界しか見えていない。
 
 
「ある」世界で、「いる」世界は説明できない。
 
今は、「ある」世界が、「いる」世界を覆い隠している。
 
「いる」世界をもっと表に上げること。
 
「いる」世界を見えるものに変えていくこと。
 
 
そうすれば、
 
「いる」から「ある」へと向かっている世界が見えてくる。
 
それが、「なる」世界。
 
「いる」ことが、
 
「ある」ことと結ばれ生まれてくる新しい世界。
 
 
人々は「なる」世界において、
 
初めて相手が誰であったのかを知ることができる。
 
「なる」世界を作り出そう。
 
それが複素空間認識の世界。
 
それが物自体の世界。
 
それが、人間と人間の反対の交差が起こる世界。
 
 
交差は、もう始まっている。

大系観察子