木星の精神の目覚め?

ヌーソロジーにとって、量子の構造というのは主観―客観の対立から逃れる思考を生み出すための精緻なガイドマップになってる。言い方を変えれば、素粒子においては物質と精神の区別はない。
 
前回の図で言うなら、人間の内面(図1)の世界の中では、人間の外面(図2)の世界が素粒子に見えてしまうということ。このトリックを見破ろう。
 
図2はまさに「モナド」と呼んでいいものだけど、ここから、モナドは他のモナドを「鏡」として利用しながら、自己意識の構造を作り上げていってる。図1のような構図も実は、そのプロセスの中で生まれてくる。ここが転倒しているのが今の人間。ほんとうは外面が先で、内面が後。
 
その意味では、人間の外面のシステムが明らかになってくるということは、自己意識を作り出していたものが出現し始めたことに同じ。これをヌーソロジーでは「顕在化」と言います。無意識側が意識化されてくるということ。今まで隠蔽されていたものが露わになってくるということ。
 
 
このような反転がなぜ起こるのかと言うと、OCOT情報では「形質が方向を変えるから」と言ってます。形質とは線に代表される幾何学的観念の力のことです。今までは形質は人間の内面を構成するために働いていたのですが、その力が臨界を迎え、今は人間の外面側へと侵入を開始し始めていると言います。
 
いつも言ってる言い方で言うなら、奥行きとしての持続空間側がカタチを持ち始めるということです。それによって、複素空間として表現されていた素粒子の空間が描像されてくることになるわけです。「形質と定質が同じ方向を向く」という言い方もしています。また、「木星の精神」の働きとも。
 
個人的にはチョー面白い、最高の霊的SFです。