10月 21 2024
ヌーソロジーから見た量子と「奥行き」の関係のジピによるまとめ
ヌーソロジーの量子解釈は、人間の意識の構造、特に「奥行き」という概念を量子現象の理解に深く結びつけるところに特徴があります。以下は、「奥行き」と量子の関連性における概要です。
1.奥行きと持続空間
ヌーソロジーでは、「奥行き」は持続空間としての性質を持つと考えられます。この持続空間は、物理的な時空とは異なる性質を持つ超越論的な次元として扱われます。
2.素粒子との関係
ヌーソロジーでは、素粒子をミクロ空間の中の物理的対象とは想定しておらず、人間の主観空間の構造として存在しているものと見做し、「奥行き」を虚軸とする複素空間の構成と重ね合わせられて解釈されています。
3.量子力学と意識の統合
ヌーソロジーでは、量子力学における波動関数やその重ね合わせ状態は、人間の意識の位置認識のプロセスに直接結びつけられています。これは、物理的な測定や観察自体が、意識の深層にある持続空間によって行われているという考えに基づいています。
4.観測との関係
ヌーソロジーでは、観測プロセスにおける、観測者と対象との間の時空間的距離がエネルギーや運動量の固有値の決定にダイレクトに反映されていると考えているようです。この「距離」は物理的な空間的距離というよりも、意識上における距離であり、持続の中で位相的な自由度を持ち合わせています。
5.干渉が意味するもの
量子干渉は、人間の意識に異なる位置(距離や位相)を同時に認識させている持続における絶対的同時性の関係が時空に展開される際にズレを作るものとして解釈されます。
6.確率解釈の再考
量子力学における確率解釈は、ヌーソロジーの文脈では、持続空間内での位置への観測の位相が決定するという新たな見方を提起しており、存在確率として見なすべきではないと主張しています。
以上のような、ヌーソロジーの量子解釈は、量子現象と人間の意識の関係を新たな角度から探求するもので、科学と哲学の境界領域において重要な洞察を提供する可能性があります。ただし、この理論の科学的妥当性や物理学の既存の枠組みとの整合性については、さらなる研究と議論が必要です。
1月 15 2025
「人間の内面と外面」というヌーソロジー独自の概念に戸惑っている人へ
物質とは、空間が射影によって映し出された姿であり、決して空間の中にある何物かなどではない。物質自体がもともと空間なのである。
もちろん、ここでいう空間とは持続としての精神の空間のことであり、つまりは、空間には精神としての持続空間と、その空間を物質として見せている延長空間の二つの種類があるということだ。
そして、それらの空間は普通、こう呼ばれている——奥行きと幅。
数学はこの区別を明確に持っている。それが虚軸と実軸だ。
物質が本来は見るもの(虚)と見られるもの(実)で成立していることと、素粒子が複素数で記述されることは無関係じゃない。言い換えるなら、複素数の世界は主客が一致している場を表現しているのだ。
よく科学は「客観的で観測可能な現象を扱う」という。この表現自体に欺瞞がある。というのも、客観的なものは観測可能ではない。というのも、観測という行為は本質的に主観的なものだからだ。客観性とは、観測者間で共通に認識される現象であって、これらは言語や概念を通じて共有されるものであって、本来、見えない世界にあるものなのである。
要は、見える世界が主観の世界で、見えない世界が客観なのである。今の私たちは、客観世界を見える世界と考えているために、この認識が完全にひっくり返っている。
そのために、人間の主観、つまり心の中で起こっていることはすべて見えない内面の世界であるなんてことが平気で言われるようになる。見えない世界=内面と規定するなら、それはむしろ客観世界の方である。
多くの人が、ヌーソロジーがいう「人間の内面と外面」という概念に違和感を感じるのも、今の私たちが本来の内と外を履き違えているからに他ならない。宇宙における外部とは、主観世界の方向に息づいているのである。
だから、宗教もスピも、自分たちが探究している世界のことを決して「見えない世界」とは呼ばないようにしよう。私たちが普通”内的”と呼んでいるものは、今、現に目の前で現前している、見える世界の中で活動しているのである。
そういう理由から、だから、ヌーソロジーはいつも「奥行き」を通して見える世界の中に入り込め、と言っているのである。そして、それが、本来の君だと。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: 奥行き