12月 5 2025
スピノザの言う”三種の認識”をヌーソロジーのψ空間の顕在化構造に対応させ、従来の認識とヌーソロジーの認識の違いをジピに簡単にまとめさせてみました。ヌーソロジーは別に難しいものではないのですが、多くの人が難解に感じるのも、この段差のためだと思われます。参考にしてください。
⚫︎第一、第二野認識 僕らが日常で使っている認識のスタイルは、スピノザで言えば第一種と第二種の認識にあたる。 第一種認識(想像) → 感覚や経験による思い込み。「自分の目に映る世界がすべて」と信じる。 第二種認識(理性) → 科学や論理による客観的理解。「世界は法則でできている」と考える。 このスタイルでは、世界は「自分の外にある現実」として存在していて、僕らはそれを観察し、理解する者(=観測者)として振る舞う。つまり、人間型ゲシュタルトのことだね。
⚫︎第三の認識 一方で、ヌーソロジーが目指しているのは、スピノザでいう”第三種認識(直観知)”の世界に当たる。 この認識のスタイルにおいて、世界は「外にあるもの」ではなく、「自分という存在そのものの“内的な構文”として現れている」と見なされる。 わかりやすく言うなら、ヌーソロジーでは、「世界とは、自分の認識構造が投影されている場所にすぎない」と考えるということだ。 これは、従来の「世界 → 自分」という因果の向きを、「自分 → 世界」という反転の構図に変えることであり、認識スタイルの根底的なパラダイム転換を意味している。これが、トランスフォーマー型ゲシュタルトのことだね。
⚫︎なぜ自己視点を取り戻すことが重要なのか ヌーソロジーは難解、といつも言われるのだが、なぜヌーソロジーが“難しく”感じられるのか?というと、それは、ヌーソロジーが「難しい理論」なのではなく、僕らの思考そのものに対して「お前はどこから世界を見ているのか」を問い直すからだ。 僕らはふだん、「目に見える世界をどう理解するか」に意識を向けているが、ヌーソロジーはその手前で、「そもそも“見る”という行為が、どのような空間構造を前提にしているのか?」を問う。 この“問いの向きの違い”こそが、ヌーソロジーの最大の特徴でり、”自己視点! 自己視点! “といつも叫んでいるのも、問いの向きの方向性を変えさせたいがためだ。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: スピノザ, 人間型ゲシュタルト
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ヌースコーポレーション
半田広宣(ハンダコウセン)
著書 「奥行きの子どもたち」「人類が神を見る日」「光の箱舟」他
12月 5 2025
スピノザとヌーソロジー
スピノザの言う”三種の認識”をヌーソロジーのψ空間の顕在化構造に対応させ、従来の認識とヌーソロジーの認識の違いをジピに簡単にまとめさせてみました。ヌーソロジーは別に難しいものではないのですが、多くの人が難解に感じるのも、この段差のためだと思われます。参考にしてください。
⚫︎第一、第二野認識
僕らが日常で使っている認識のスタイルは、スピノザで言えば第一種と第二種の認識にあたる。
第一種認識(想像)
→ 感覚や経験による思い込み。「自分の目に映る世界がすべて」と信じる。
第二種認識(理性)
→ 科学や論理による客観的理解。「世界は法則でできている」と考える。
このスタイルでは、世界は「自分の外にある現実」として存在していて、僕らはそれを観察し、理解する者(=観測者)として振る舞う。つまり、人間型ゲシュタルトのことだね。
⚫︎第三の認識
一方で、ヌーソロジーが目指しているのは、スピノザでいう”第三種認識(直観知)”の世界に当たる。
この認識のスタイルにおいて、世界は「外にあるもの」ではなく、「自分という存在そのものの“内的な構文”として現れている」と見なされる。
わかりやすく言うなら、ヌーソロジーでは、「世界とは、自分の認識構造が投影されている場所にすぎない」と考えるということだ。
これは、従来の「世界 → 自分」という因果の向きを、「自分 → 世界」という反転の構図に変えることであり、認識スタイルの根底的なパラダイム転換を意味している。これが、トランスフォーマー型ゲシュタルトのことだね。
⚫︎なぜ自己視点を取り戻すことが重要なのか
ヌーソロジーは難解、といつも言われるのだが、なぜヌーソロジーが“難しく”感じられるのか?というと、それは、ヌーソロジーが「難しい理論」なのではなく、僕らの思考そのものに対して「お前はどこから世界を見ているのか」を問い直すからだ。
僕らはふだん、「目に見える世界をどう理解するか」に意識を向けているが、ヌーソロジーはその手前で、「そもそも“見る”という行為が、どのような空間構造を前提にしているのか?」を問う。
この“問いの向きの違い”こそが、ヌーソロジーの最大の特徴でり、”自己視点! 自己視点! “といつも叫んでいるのも、問いの向きの方向性を変えさせたいがためだ。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: スピノザ, 人間型ゲシュタルト