12月 22 2023
人間の想像力が意味を失いはじめている件について
ChatGPTの画像生成能力をバカにしている人が多いが、実際に触ってみると、ひょっとすると人間の想像力と同じ仕組みで働いているのではないかという懸念さえ湧いてくる。
それは言葉とイメージの間のつながりを縦横無尽に自在に操っている無意識の胎動感覚が何気に伝わってくるからだ。
コンピュータはすでに計算能力において人間を凌駕しているが、イメージ生成能力においても人間を凌駕したように感じて仕方ない。と言って、AIを賛美しているわけではないので、ここんとこ勘違いしないようにしてほしい。
僕には、AIの登場は「人間は表象の世界を脱して、本来やるべきことに戻れ」という、神さまからの号令に聞こえて仕方ないのである。
※下イラストは「ラカンの想像的同一化から象徴的同一化への移行」のイメージをジピちゃんに描かせたもの。このクォリティーのものをほんの10数秒程度で無限に出してくる。
3月 13 2024
「響き合うアート宗像」参加してきました
日曜日に「響きあうアート宗像」のイベントに参加してきました。遠方からスピナーズの方も集まってくれて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。展示作品群も、ほんと素晴らしく、これぞアートの王道というものばかりでした。
今回のアートイベントで驚いたのは、展示作品のすべてがAbstract artだったことです。「分かりやすさ」があらゆるジャンルを闊歩するこの時代に、とても熱い情熱を持って、こうしたカウンターを仕掛けている人たちがいることを知って、とても嬉しく思いました。
インタビュー形式の講演会も、終始、緊張感と熱気を帯びた中で進み、実行委員のメンバーの方々も、ヌーソロジーの考え方にとても深く共感してくれたようでした。二次会の飲み会で、近い将来、一緒に何かやりましょうという話も出たぐらいです。
インタビュー講演の内容や詳しい作品評などは、今月のヌーソロジーサロンのメルマガ「スピナーズ」の方に書かせていただきます。とにかく、とても濃密な1日を過ごさせていただきました。
参加アーティストの皆さん、実行委員会、スタッフの皆さん、そして、遠方からおいでくださったスピナーズの皆さん、どうもありがとうございました。
「響き合うアート宗像」の開催期間は3月24日(日)まで開催されています。福岡近郊の方は是非、お出かけください。宗像の地の歴史と現代アーテイストたちの感性が時空を超えて、文字通り、響き合っているイベントです。
※下はファイバーアーティスト、芹野直子さんの作品

By kohsen • 01_ヌーソロジー, 02_イベント・レクチャー, 08_文化・芸術 • 0