差異化=微分化

このように考えてくると、ドゥルーズが微分化のことを差異化と呼んでいたことが、よく理解できる。
数学的な微分は、ある関数の変化率を捉え、無限に小さな部分における変化の様子を掘り下げていくものだが、この微分が行っていることは、実際には、光速度状態に入った意識が空間の奥行きを探求し、内包的な次元の息づきを見出していこうとする行為そのものだということだ。
君自身が生きた微分となれ!——それが意識の反転と言える。