観測者を空間の中に組み込む

今の物理学の最大の問題点は観測者が常に特権的な位置にいて、物理現象を神のような視座から見てしまっているところにあります。

観測者の観察行為も実際は自然現象の中で起こっていることです。ですから、現象を正しく見るためには、観測者もまた現象の中に含まれているという考え方で、この自然を見る必要があります。ヌーソロジーはその意味で、観測者の視線を空間のそのもの中に組み込もうとしているわけです。

実際、特殊相対性理論では、時間と空間が密接に関連しており、観測者の運動状態に応じて時間の経過が変化することが示されています。これは観測者の視線の中に時間を見ることによって成り立っている理論だともいえます。ただ、組み込み方が中途半端です。

ヌーソロジーの場合は、観測者の視線の中に虚時間の概念をも取り入れるべきだと言ってるようなものです。それによって、4次元空間の性質や量子力学的現象の解釈に新たな視座を提供することができると考えています。ヌーソロジーが「奥行きは4次元空間である」というのも、そのような意図においてだと思ってください。

観測者を空間の中にダイレクトに組み入れましょう。そうすれば、量子と人間の意識の関係も明らかになってくるはずです。