アイオーンを呼び戻すこと

目の前に物が立つ。
その輪郭には、必ず「内」と「外」がある。
奥へ沈む影を内包と呼び、
広がりゆく光を外延と呼ぶなら、
自己たちは内包に息づき、
他者たちは外延に漂う。
内包は、はるか太古から脈打つアイオーン、
終わりなき持続の大河。
外延は、一刻ずつ刃を入れるクロノス、
流れを刻み、かたちを定める時計職人。
今まで、世界はクロノスの帳に覆われ、
アイオーンはその影に従属していた。
私たちが他者たちの目を借りて
自分を感じ取っていたからだ。
だが、生命の宇宙では逆だ。
アイオーンが表に立ち、
クロノスはその従者となる。
「人間が物になる」とは、
その逆転を果たし、
永遠の水面に
再び身を映すこと。
——そのような翻りが、まもなくやってくる。