1月 19 2018
交信記録19940320——ツァラトゥストラの息遣い
シリウスファイルのリクエストにお答えして、今回は、一日、一月、一年について、OCOT情報がどのような情報を伝えてきたか、その内容について公開します。ヌース用語が理解でき始めた人は、シュタヌー本に載せているケイブコンパスと睨めっこしながら、この情報のナゾを解いてみるのも面白いかもね。(月は潜在化において、自己と他者の無意識の中を行ったり来たりしている・・・自己と他者の無意識を反復させている、と言った方がいいかな。)
分かってくると、かなり興奮ものだよ。ほんとによくできている、というのが現在の率直な感想。
では始めるね。
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地球に対する月の公転周期28日とは何を意味するのですか。以前に付帯質が等化を行うまでの次元の数とありましたが、それは正しいのですか。
はい。
太陽に対する地球の公転周期1年とは何を意味するのでしょうか。
人間の意識における覚醒を起こす対化の数です。
1年の間に月は地球の周りを約13回公転します。このときの13とは何を意味するのでしょうか。
人間の意識における反映を起こす対化の数と考えられるといいでしょう。
地球の一自転、すなわち一日とは何を意味するのですか。
精神が精神を交差する位置です。
1年が約365日になるのはどのような意味があるのですか。前に「365とは等化のカタチを持ったものすべてを表す次元数」といわれましたが、それは「精神の内面と外面を等化したものが再び付帯質を形作るまでの次元数」と同じような意味ですか。
方向性としては全く同じですが、正確には変換作用における対化の等化における次元数に当たります。
地球に対する月の公転と自転の周期が全く同じなのは付帯質の内面と付帯質の外面が全く等しい力で働いていることを意味するのですか。
はい、そうです。付帯質としての力の方向性が全く同じ力で働いているからです。
月の公転が付帯質の内面の次元で、月の自転が付帯質の外面の次元と考えてよいですか。
はい、よろしいです。
それは人間にとっての善なるものと悪なるものの関係と同じですか。
人間が方向性を反転させていることを悪とするのならば、同じことを意味します。
1月 30 2018
今日のヌース用語 【思形】
【思形(しけい)】
精神が付帯質と等化を行うとき(位置の等換)に生まれる調整の力。付帯質を観察する力として働く。人間の意識には時間として現れる。人間の意識に客観をもたらすもの。人間に言葉を送り出す働き。人間においては思形は感性の反映として現れる。(下図上参照)
数あるヌース用語の中でも、個人的にはこの「思形」という言葉が一番思い出深い(笑)。というのも、これが最初のOCOT情報に登場したシリウス言語だったのね。シケイ? 死刑? 市警? 何のことか意味が分からん、という感じ。それは、こんなやりとりの中で現れた。
K 人間とは何ですか ?
O 二つの性格を持つ軸。
K 二つの性格とは ?
O カンセイとシケイ。
K 対立するものなのか ?
O 地球の中においては対立する。
数年間の紆余曲折を経て、シケイとカンセイには思形と感性という漢字を当てた。今、考えれば、結局これらは僕らが客観と主観と呼んでいる言葉の意味に近い。ただ、この思形と感性はヒトや真実の人間と呼ばれる高次の精神をも貫く構造概念のようで、客観/主観解釈は人間の思形と感性に限られるけどね。
ケイブコンパスでの表現は位置の関係性を俯瞰するためのものなので、この思形が意味するところが分かりにくいと思うけど、空間概念として表すとこんな感じ。何のことはない。左方向から入り込んでくる内在的視線のことを言っている。(下図左下参照)
この視線が自己と対象を幅の中において分離させているのが容易に分かるはず。この図では、ラカンの言葉を借用して思形を「大文字の他者(どこの誰とも言えない抽象的他者)」の視線として表現しているけど、この視線によって奥行きが幅化するわけだね。つまり、空間の3次元性が生まれているということ。
ただ、幅化した奥行きには二つの方向性がある。感性の方は奥行きをなぞっているんだけど、逆方向の空間もある。これが人間の内面と呼ばれる付帯質のこと。この付帯質は対象の手前方向である自己の肉体の方を向いている。この認識力が人間の自我拠点なわけだね。これは肉体の背後の空間も含むよ。(下図右下参照)
これらの図からちょっと想像を巡らすだけでも、人間を単なる物質の塊と見て、巨大な空間の中に投げ込まれた孤独な存在と見なす今の世界観が、いかに付帯質の力を助長させているかがわかるんじゃないかね。付帯質はほんとうは奥行きに入りたがっている。それが感性(前)が持った本能。
で、重要なことは、空間に潜むこうした力の構造が実は素粒子の構造だということ。強調したいのはそこだね。奥行きが純粋持続として覚醒すれば、そのことが分かってくる。何も見えない空間の中に、無意識のネットワークが張り巡らされているのが見えてくるよ。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: ケイブコンパス, ラカン, 奥行き