10月 10 2017
人間の条件(2)
新刊『シュタイナー思想とヌーソロジー』。P.429で、ヌーソロジーの基本概念である「人間の内面と外面という空間概念」について説明しています。
この概念がよりイメージしやすくなるための参考記事を僕のブログ記事から引っ張り出してきました。題して「人間の条件」。
これは、哲学の世界では、大森荘蔵のいう「面体分岐」とも深く関係しています。
http://www.noos.ne.jp/cavesyndrome/?p=2277
10月 10 2017
新刊『シュタイナー思想とヌーソロジー』。P.429で、ヌーソロジーの基本概念である「人間の内面と外面という空間概念」について説明しています。
この概念がよりイメージしやすくなるための参考記事を僕のブログ記事から引っ張り出してきました。題して「人間の条件」。
これは、哲学の世界では、大森荘蔵のいう「面体分岐」とも深く関係しています。
http://www.noos.ne.jp/cavesyndrome/?p=2277
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 06_書籍・雑誌 • 0 • Tags: シュタイナー, シュタイナー思想とヌーソロジー, 大森荘蔵
![]() | 半田広宣 |
4月 21 2025
「人間の条件」の風景
窓辺の風景、
絵筆が奏でる現実の模写。
部屋の中は薄暗き内面、
無限遠点からの微かな光が、
境界の消えた風景をそこに描く。
そのとき、私の瞳は窓枠に重ねられた絵となり、
森の外と内を繋ぎ、
瞬きの中で大地を広げる。
遠い丘が僕の心へと忍び込む、
まさに描かれた絵のように——。
そのとき、私は風景そのものとなるのだ。
色と形がすべてを呑み込み、
世界はただの幻と化す。
境界を失った私の思考は、
風景と共に、そこに溶けていく。
ああ、私は窓辺の囚人でもあったのだ。
内と外を彷徨い続ける、
永遠を旅する視線を持つもの。
絵の中の絵として起き、
夢の中の夢として眠る。
「人間の条件」という名の枠に閉じ込められた、
終わりなき内と外の対話。
By kohsen • 08_文化・芸術 • 0