ヌーソロジーは太陽系をどのようなものとして見ているか

ヌーソロジーは占星術ともかなり深く関係している。というのも、太陽系を人間の無意識構造を発展させていく高次の精神システムとして考えるからだ。この精神システムのことをヌーソロジーでは大系観察子と呼んでいる。
 
大系観察子と太陽系の諸天体の関係は以下の通り。
 
Ω1………地球
Ω2………月
Ω3………水星
Ω4………金星
Ω5………太陽
Ω6………火星
 
Ω7………木星
Ω8………土星
Ω9………天王星
Ω10………海王星
Ω11………冥王星
Ω12………惑星X
 
先日、紹介したラカン理論の対応図と合わせると、人間の無意識は太陽を中心とした内惑星系によって働きを持たされている。Ω1はψ7に対応しているので、
 
ψ7………地球
ψ8………月
ψ9………水星
ψ10………金星
ψ11………太陽
ψ12………火星
 
という対応になる(下図参照)。
 
ただし、人間の意識の場合、ノス(偶数系観察子の流れ)が先行しているので、内惑星の働きが転倒している。これは精神分析的に言うなら、鏡像をベースに自我意識を発達させているということに同じ。この鏡像回路を反転させて正常な位置に戻すのが木星と土星の働き。顕在化の位置のことだね。
 
太陽系は時空よりもはるかに高次の空間で活動する精神体の射影なんだよね。ヌーソロジーが「宇宙には太陽系しか存在しない」と言ってる理由もそのあたりにある。
 
例によって、哲学的SFとして愉しみながら聞いておこう。

ヌーソロジーとラカン理論との類似