2月 24 2005
待つこと——待機。
ブログを始めてみようと思った。
 サイトコンテンツだとどうしても構えてしまって、キータップが止まってしまう。
 最近、会社の忙しさも手伝って、あまり新しい記事を書き込んでいない。
 そこで、ブログを思いついた。
 何か目的があるわけでもない。
 このブログからヌース理論のサイトへROMを誘因したいというわけでもない。
 ただ、ふと思いついただけである。
 ともあれ、ブログ名は「cave syndrome」とした。
 直訳すれば、「洞窟症候群」となるが、
 これは、待っても来るはずのない恋人を必ず来ると信じて疑わない、
 滑稽でもあり、また愛すべき種族の人間たちのことを指す。
 わたしなりの造語だ。
 当然、ベケットの小説を意識はしてはいるが、
 ニュアンスはちょっと違う。。
 わたしは何を待ってるのか。
 待ち人はやってくるのか?
 やってくるとすれば、彼女の髪の色は?
 長さは?
 眼の色はどうだ?
 彼女の香りは?
 ………分からない。
 しかし、わたしはそんな彼女に恋をしている。
 ケイブとは神の花嫁の性器のことである。


 
  
  
 

2005年2月25日 @ 12:52
こぬひとを まつほのうらのゆうなぎに やくやもしおのみもこがれつつ
(来ぬ人を 松穂の裏の夕凪に 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ)
という百人一首の歌を思い出しました。
2005年2月26日 @ 02:41
コメントありがとうございました。
日本人の男女の情事は恋愛ではなく、「色(いろ)」なのですよね。
恋愛なんてものは明治以降、西洋から輸入されたもの。
やはり「色」でしょう。男女の道行きが「色」を生む。。。
なんて、素敵ざんしょ。
「月さま、雨が………。」
「濡れてまいろう。」
ええわぁ。