1月 22 2020
日本語の精神の中に生きるあなたに
下の川瀬さんの動画は「日本語は付帯質を前に持つ」というOCOT情報の内容と関係しています。
日本語の基本は感性言語だということです。
西洋の言語にしても、古代は感性言語だったのだろうと思いますが、現在は思形言語に変形している。
感性言語を執拗に死守しているのが日本語だと言えるのでしょう。
感性にはヌーソロジーがいう意識進化の方向性が眠っています。
感性言語は元止揚の顕在化(持続空間の顕在化)に方向を持っているということです。「物を開く」ということの意味ですね。
「ものを開く」とは持続空間の中に自他の結びを作り出していくということ。
ですから、日本人の言語意識は「結び」の能力を未だ秘めていると言っていいのではないかと思います。
https://www.facebook.com/groups/490662677781733/permalink/1398359633678695/
11月 13 2020
イエスの復活(あえて煽り気味のタイトルにしました)
自分を中心に広がる空間。そして、そこに散在する対象化された物たち―おそらく私たちのほとんどがこの認識のカタチの中に幽閉されている。これが付帯質(ψ6)のカタチだ。このデフォルトの体制はほんとに強力で、一度、反転が見えて、この位置に戻ると息がつまりそうになるくらいの圧を感じる。
この圧は間違いなく言葉の圧だろう。普通は気づかないが、言葉は身体の中に奥深くのめり込んでいる。言葉が生まれているところが人間の肉体の生成場だとしたら、当然そうなる。この圧が強くなりすぎると、精神(人間の外面)への変換力が弱まり意識は病む。神経症や鬱病はこの系統だ。
ψ6のカタチをψ5へと反転させるだけでも、体にかかる圧はかなり軽減される。持続感覚を自意識に上げ、自意識の重心を肉体側から物側へと移動させるのだ。付帯質によって見えなくさせられていた本来の主体の位置である絶対的中心がそこに顔を出してくる。下図では円Aから円Bへの反転。
人間は円Aのイメージの方はすぐに作れるが、円Bの方がおそらくまったく作れない。中和が先行しているために等化側が無意識化してしまっている。ψ5がΨ6以上の強度を持って浮上してくれば、精神が先行する世界の風景が前景化してくる。図からも分かるように、それが「もの」自体の世界である。
延長空間をベースに世界を見る意識の勢力は抑え目にして、持続空間で世界を見る意識をゆっくりと目覚めさせていくこと。生きているのはそちらだからね。
死とともに精神の生が始まるとヘーゲルは言う。
死が権能するとき、人間が始まる。存在があるためには、存在を欠如せねばならない。by M・ブランショ
イエスの復活やね。
By kohsen • 01_ヌーソロジー • 0 • Tags: 付帯質