5月 27 2019
人間の世界認識の一番の問題点
ヌーソロジーでは他者のことを総体の定質、自己のことを総体の性質と呼ぶ。
『奥行きの子供たち』で紹介したカバラの「生命の樹」でいうならケテルとマルクトの関係だ。
これはほとんど人間と神の関係と言ってよいものだ。
しかし、今の僕らは自他を「人間」という概念で一括りにしてしまっていて、自他間に潜むこのような距離がまったく見えていない。
この本で書いた「ケテル-マルクト結合」というのも、自他を一般化して見なすこうした人間の運命的な視点のことを意味している。
物質オンリーで世界を見る科学主義は言うまでもなく、歴史、社会、政治といった人文系の様々な概念も、こうした「ケテル-マルクト結合」の領土内から一歩も出ることができていない。
意識に映し出される自他関係の由来は、私たちが考えているよりもはるかに深いものなのだ。
まずは、そのパースペクティブをセットしよう。
※下写真は『奥行きの子供たち』P.104
6月 7 2019
ヌーソロジーを合気道の理論に使ってみる件
合気道をやってる尾崎さんと話していて、「奥行きの子供たち」で書いたヌース的複素ヒルベルト空間の解釈が、合気のイメージにピッタリだった。
尾崎さん曰く、禅でいう「本来の面目」。随所に主となれば、立つ処おのずから真なり―ってやつですね。
何かカッコいい(笑)
う~ん、これは、武道やってる人も読むと面白いかもね。
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By kohsen • 01_ヌーソロジー, 06_書籍・雑誌 • 0 • Tags: 奥行きの子供たち, 複素ヒルベルト空間