1月 22 2018
時空のコンパクト化と十種神宝
荒魂の世界から和魂の世界へと移動したいものだね。
アマノハバをキルだけで、世界は全く違って見えてくる。
生玉と死返玉——生と死の反転。
死ぬことを欲するのではなく、死そのものから「死ぬ」という出来事を引き出すことを欲すること。それによって、死のそのものが方向転換を起こし、身体に到来する死に対抗するようになる——ラプシャード『ドゥルーズ 常軌を逸脱する運動』
「突然変異を生じさせる唯一の出来事のうちに、あらゆる出来事が集結するような、流動的で正確無比な一点がある。この一点において、死が方向転換して死に対抗するようになり、死ぬことが死の解体のようになるのだ。死ぬことの非人称性は、自我の外で私が自己を喪失する瞬間ばかりでなく、死のなかで死じたいが自己喪失する瞬間をしるしづけている。それは、自我に代わるもっとも特異な生がまとう形姿なのだ」——ドゥルーズ『意味の論理学』
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2月 9 2018
たまには近況報告などを
今年になって、オフィスにBoConceptのキャビネットを入れました。書籍スペースが若干足りないのだけど、その他のものはすごくスッキリ整理されて、思考作業もはかどりますね。
現在は、例のヌースの映画本、星乃&マキシムさんとの共著『Depth Children——失われた半身は何処に?』(仮題)の執筆に追われています。この本は『君の名は。』『エヴァンゲリオン』『指輪物語』『マトリックス』等の大ヒットした映画作品をネタに、ヌース的世界観の入口へ一般読者をガイドする本です。
昨年秋に出した『シュタイナー思想とヌーソロジー』のような理論書ではないので、ヌーソロジーを知らない人でも十分に楽しめるのではないかと思います。安いしね(笑)
デプスチルドレン(奥行きの子供たち)というのは、僕の中では「やがてやってくる民衆(ドゥルーズ)」と同じ意味ですが、このタイトルが通るかどうかは不明(笑)。最近の出版界は「分かりやすさ」が至上命令のようなので、平坦なタイトルに変わるかもしれません。とにかく、急いで書き上げねば。
映画本を書き終えたら、次はビギナーズ向けのヌーソロジー本の執筆に入る予定です。これはヌーソロジーの若手研究家Raimuくんとの共著になります。この本も若い世代を意識して何とかカジュアル&スタイリッシュにヌーソロジーの基本的な考え方を解説できれば、と考えています。
OCOT情報に始まり、古代オカルティズム(古神道・カタカムナ含む)、現代物理学、現代思想と他ジャンルを横断しつつ、現在に至るヌーソロジーですが、「ヌーソロジー」というオンリーワンのジャンルの確立を目指して、今年も目一杯、作業していこうと思います。
以上、オフィスが綺麗になって気分のいい半田が現場からお送りしました。
By kohsen • 01_ヌーソロジー, 06_書籍・雑誌 • 0